飲食店の店名の商標登録を考えている方
商標登録すべきか迷っていると思います
今、みなさんは、飲食店の店名を商標登録すべきか迷っていると思います。
居酒屋の店名だったり、バーの店名だったり、
そのような店名の商標登録を迷っていると思います。
商標登録した方がいいよ、と周囲に言われたけど、
商標登録のメリット、必要性がわからない、といった方もいると思います。
以下に、飲食店の店名を商標登録するメリットを説明致します。
なお、飲食店をメインに説明していますが、
美容院等の多店舗展開する業態にも当てはめることもできます。
２号店を出すとき、又は全国展開するとき
実は、創業したてでは、飲食店の店名を商標登録する必要は少なかったりします。
というのも、飲食店は、物販等と異なりその地域での活動が前提になるため、
同じ店名の飲食店が他の地域にあっても影響が少なく、
商標登録して同じ店名を使えなくしておくメリットが少ないからです。
しかし、利益が順調に伸びていくと多店舗展開する時期がきます。
２号店を近隣地域に出店すると思います。
さらに、全国展開に至っては日本各地に出店します。
そして、これら多店舗展開は、自社営業ではなく、営業の仕組みをライセンス化した、いわゆるフランチャイズによる店舗展開かもしれません。
このような多店舗展開に至る場合、店名が既にブランド化されており、
多くの方に店名が知れ渡っている状態です。
商標登録する理由
そのようなとき、例えば、出店希望する地域に同じ店名の飲食店が既に存在していたらどうしょうか。
同じ店名では、その地域では既に存在する飲食店のイメージの方が強いため、客の見込みが立たないと思います。
しかし、みなさんが店名を商標登録しておくことで、
他人が同じ店名（厳密には似た店名の範囲まで）を使うことを防止できます。
商号のような極狭い範囲ではなく日本中で使われるのを防止できます。
また、同じ店名を他人は商標登録できなくなります。
よって、みなさんが店名を予め商標登録しておくことで、
他の人は日本中の隅から隅まで同じ店名を使えなくなります。
これによって、みなさんは、飲食店を他の地域に展開する場合でも、
希望する地域に障害なく新店舗を立ち上げることができます。
そして、客の見込みも立ちます。
フランチャイズ展開する場合、商標登録はもっと重要
ここで、考えていただきたいのが、
誰でも勝手に名乗れる店名を使いたがるかです。
特定の人にだけ使うことが許されている店名だけを使いたいはずです。
それはブランド化された店名の集客力は絶大で、
その集客力を確実に得たいからです。
そのためには、店名を商標登録しておくことが重要です。
店名を商標登録しておくことで、
その店名を許可なく誰も使うことができなくなるので、
特定の人だけが使えるように制限できます。
これによって、ブランド化された店名の集客力を
安心・安全、確実に加盟店（フランチャイジー）が得ることができるようになり、
その結果、加盟店も順調に増えていきます。
このように、フランチャイズ展開する場合、
商標登録しておくことで、加盟店も安心して使えるようになります。
商標登録するタイミング
最後になりますが、商標登録のタイミングについて説明します。
商標登録するメリットがわかっても、商標登録するタイミングに悩まれていると思います。
そのように悩まれているお客様には、早ければ早い方が良いです、とお伝えしています。
また、時間的、費用的な理由などで今直ぐには難しいというお客様には、
事業が進み、利益の目処がついた時点で商標登録して下さいとお伝えしています。
というのも、商標登録は早い者勝ちの登録制度だからです。
例えば、実際に動かし始めたみなさんの飲食店の仕組みを魅力的に感じた他人が、
商標登録してしまう可能姓があります。
たとえみなさんが既に使っている事実があっても他人に商標登録されてしまいます。
このように、みなさんの飲食店の店名と同じ店名を、
誰がいつ商標登録してしまうかわからないので、
商標登録するタイミングは早い方が良いです。
以上、飲食店の店名を商標登録するメリットを説明させていだきました。
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