英語圏用ネーミング
既に外国人をお客様にしている、また、これからお客様にしようと考えている経営者様や起業家のみなさん、会社名、商品・サービス名はそのお客様に十分伝わっているか今一度考えてみませんか。
伝えようとするだけではだめです。
確実に“伝わる”にしないと、実は、みなさんの折角の商品やサービスが受け入れられてはいないのです。
- みなさんの会社名、商品・サービス名は、英語の名称ではないですか?
- 会社名、商品・サービス名が英語でなくても、みなさんのお客様が、英語圏の方になっていませんか?
- 例えば、東京オリンピックに向けて商品・サービスを考えているようでしたら、お客様は、主に英語圏の方になるのではないでしょうか。
このように、会社名、商品・サービス名が英語の名称であったり、お客様が主に英語圏の方であったりする場合、次のようなシーンを想像してみて下さい。
全く同じ商品・サービスを提供する場合でも、
英語圏の方からみて会社名、商品・サービス名が不思議な名前や響きになっているときと、
英語圏の方からみて会社名、商品・サービス名が馴染みやすい、または価値を感じ易い名前や響きになっているときとの違いを。
どうでしょうか、どちらも売上に影響ないでしょうか?
英語圏の方からみて会社名、商品・サービス名が不思議な名前や響きになっていると、
たとえ、商品・サービスそのものが良くても、売れないと思います。
お土産にもできないですから。
商標にはいろいろなネーミングストーリーがあります。
そのようなネーミングストーリーには、ヒントにつながあるビジネスが隠されています。
商標「Kindai University」のネーミングストーリー
商標「kindai University」は平成21年に登録されている商標です(商標登録第5247143号)。
最近、この「kindai University」が話題になりました。
というのは、近畿大学が、英語表記の大学名称を「Kinki University」を「kindai University」に変更したからです。
これは「Kinki」の発音に相当する英語「Kinky」が、ある意味を持つからです。
「Kinky」=“変態”
「Kinki University」を聞いた英語圏の親御さんは、この「変態大学」には入学させたくありませんよね。
このような経緯で、英語表記の大学名称を「Kinki University」を「kindai University」に変更したようです。
ネーミングは大切です。
商標「カルピス」のネーミングストーリー
飲み物の商品名が「牛のおしっこ」!?
この飲み物、飲みたいですか?
観光地とかで売っているなら、土産話の1つとして買うかもしれませんが。
実は、商標「カルピス」(商標登録379437号、昭和24年登録)は、外国に行くと商標「カルピコ」(商標登録2046160号、昭和63年登録)になっています。
同じ商品なんですが、日本と外国とで商標名が違っています。
商品・サービスを外国にこれから提供しようとしているみなさんはこの違いを特に理解しておくと良いです。
なぜなら、「カルピス」は、ネイティブの方には“cow piss”と聞こえてしまいます。
こんなのあり?!、と英語がわかる人ならずっと思われていることでしょう。
“cow”=牛
“piss”=おしっこ
つまり、「カルピス」=“牛のおしっこ”
このような経緯があり(詳しくは知りませんが、現地販売店から苦情があったらしいです)、外国で使う商標を「カルピコ(CALPICO)に変更しました。
せっかく時間とお金をかけてブランディング・マーケティングをしても、これではふりだしに戻ってしまいます。
もったいないです。
アイネクスト特許事務所の提供サービス
サービス内容 | (1) 検討のみプラン お客様に予め考えていただいた名称を弊社が検討します。 商標調査は事前に登録可能性を判断しますが 本サービスの名称の検討は、 お客さまが考えている名称が外国人に伝わっているかを判断します。 (2) 作成プラン 弊社が最初から名称を作成します。 ■検討のみプラン、作成プランともに、必要に応じて面談を行います。 ■名称の検討、作成は弊社顧問のデイビットセイン氏に依頼しています。 デイビットセイン氏は、日本語にも造詣が深いです。 日本人が話す英語が外国人にどのように伝わっているか知っています。 高いレベルで日本人の思いを英語に的確に訳すことができます。 |
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料金 | ■ご相談下さい。 |
オプション | ■複数の名称の検討、作成も承りまので、お気軽にご相談下さい。 ■弊社に商標登録の申請を同時にご依頼頂く場合には、 商標登録の申請に係る事務所手数料を10%割引致します。 |
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