商標登録、自分で〇〇
商標登録を個人でできるようにするための情報を提供するページです。
参考になれば幸いです。
商標登録までの流れをまず理解
ご自身で商標登録するには、
商標登録までの流れをまず理解する必要があります。
商標登録までの流れにおいて、登場人物は、みなさんと特許庁(審査官、特許庁長官)だけです。
その商標登録までの流れは以下のようになります。
ステップ1:(みなさん)商標登録のための書類「商標登録願」を特許庁に提出する。
ステップ2:(特許庁)書類「商標登録願」を受け付けると、特許庁では「商標登録願」に記載されている商標が登録できるか否か、つまり、商標登録要件を審査する。
ステップ3:(特許庁)審査を終了すると、特許庁が審査結果を出願人(又は弁理士)にその審査結果を通知する。
ステップ4:(みなさん)登録料を納付して商標登録される。
ステップ1で必要なのは書類の作成です。
また、ステップ2のために、特許庁に書類を提出する前に商標登録可能性を検討した方が良いです。
商標登録される可能性の低い商標のために、無駄な時間と費用をかけるのを防ぐためです。
商標登録される可能性については、商標登録されている商標を検索して判断するのが一般的です。
商標登録、自分で検索
商標検索では特許庁のデータベースを使うのが一般的です。
また、商標を検索する際にはその商標を使う商品・役務(サービス)の区分も絞って行うと、より精度よく検索できます。
特許庁のデータベース 特許情報プラットフォームJ-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage/
特許情報プラットフォーム J-PlatPatのヘルプ
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/HELP/japanese/index.html/
弊社の商標検索(商標調査)の解説ページ
https://inext-tm.com/qa/investigation/
弊社の図形の商標検索(商標調査)の解説ページ
https://inext-tm.com/qa/investigationzukei/
弊社の区分の選び方の解説ページ
https://inext-tm.com/qa/investigationzukei/
商標登録、自分で書類作成 -書類作成に必要な情報-
書類作成には次の情報が必要になります。
・整理番号 ※好きな番号を付けることができます
・商標登録する商標
・商標を使用する商品・役務(サービス)
・申請者の氏名、住所
・出願料
・商標登録料
商標登録、自分で書類作成 -作成方法-
願書のフォーム(独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT))
※願書のフォームは、「1.願書等様式(通常出願)」の「(1)通常出願」の「商標」になります。
http://faq.inpit.go.jp/EokpControl?&tid=388207&event=FE0006
商標出願の書き方ガイド(独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT))
http://goo.gl/UNhVMP
商標登録出願の手続(特許庁) ※商標出願の書き方の細かいところがわかります。
https://goo.gl/Cm6SSr
弊社の商標の選び方の解説ページ
https://inext-tm.com/trademark/focus/
弊社の商品・役務の選び方の解説ページ
https://inext-tm.com/qa/kubunselect/
申請者の氏名、住所の注意点
・自然人(個人)又は法人でなければなりません。
・法人格のない○○ショップや△△商店等は記載できません。
・出願人が自然人(個人)の場合、氏名は戸籍上のものを記載します。ペンネーム、
芸名、雅名等の変名や通称名を記載できません。
・法人が代理人(弁理士)を使わず申請する場合、代表者の記載しなければなりません。
・共同で申請する場合(法人同士、個人同士、法人と個人)、それぞれを申請人(出願人)として記載する必要があります。
商標の出願料(特許印紙代)
3400円+(区分数×8600円)
※収入印紙代ではなく、特許印紙代なので注意する。
https://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/hyou.htm/
商標登録、自分で反論
審査の結果、商標登録要件を満たしていないと特許庁で判断されると、
特許庁から拒絶理由通知なるものが来ます。
しかし、その拒絶理由通知に対してご自身で反論することはちょっと厳しいです。
反論には一定の決まりごとがあることと、経験が必要だからです。
また、簡単な反論で済むにもかかわらず、それを見過ごすこともあるからです。
ご自身でやるか、弁理士にお願いするかも含めて、
よくよく検討して反論方針を決めることをお勧めします。
特許庁への反論は、手続補正書による反論と、意見書による反論とがあります。
手続補正書は、商品・役務の一部を削除するなどして拒絶理由を解消するために使う書面です。
意見書は、拒絶理由に対する反論するためや、手続補正書における補正内容を説明するために使う書面です。
手続補正書のフォーム(独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT))
※手続補正書のフォームは、「3.中間書類の様式」の「(2)手続補正書」の「商標」になります。
http://faq.inpit.go.jp/EokpControl?&tid=388207&event=FE0006
意見書のフォーム(独立行政法人 工業所有権情報・研修館(INPIT))
※意見書のフォームは、「3.中間書類の様式」の「(1)意見書」の「商標」になります。
http://faq.inpit.go.jp/EokpControl?&tid=388207&event=FE0006
弊社の拒絶対応の解説ページ
https://inext-tm.com/qa/refusal/
商標登録、自分で登録料納付
商標登録納付書を特許庁に提出することで晴れて商標登録です。
商標登録料金とその納付方法
http://goo.gl/VW7dEm
商標登録納付書の書き方(特許庁)
http://goo.gl/eFOfVp
※商標登録を10年連続で維持するか、5年毎に分けて維持するかで書き方が若干異なるので注意して下さい。
商標登録料(特許印紙代)
10年登録:区分数×37600円
分割登録(5年登録):区分数×21900円
※収入印紙代ではなく、特許印紙代なので注意する。
https://www.jpo.go.jp/tetuzuki/ryoukin/hyou.htm/
以上、商標登録を個人でできるようにするための情報を提供するページでした。
商標、自分で〇〇
個人で商標登録する場合、弁理士がする場合と比べて経験の違いから様々なリスクを伴います。
自己責任で商標登録するようお願い致します。