商標権者から商標を使用しないように言われたときにどうすれば良いか。
まず、商標権者の商標と、みなさんが使っている商標が同じか似ているかを確認します。
つまり、みなさんの行為が商標権を侵害しているかを確認します。
商標権者の商標と、みなさんが使っている商標とが同じ、又は似ている場合、
すなわち、商標権を侵害している場合、みなさんは、大きく分けて4つの方策をとることができます。
1.残念ですが、商標を使うの止める。
2.その相手の商標権を消滅させる。商標法では商標権を消滅させるための様々な制度があり、例えば、商標権の付与に不備があったことを攻める商標登録無効審判等があります。
3.商標権をライセンスしてもらう。この場合、例えば、売上に応じた金額を商標権者に支払う。でも、商標はブランドの維持が大変なので、商標権者は、めったにライセンスしてくれません。
4.商標権そのものを買い取る。つまり、みなさんが商標権者になる。
先日、お会いした経営者は、この4の商標権を買い取るという結論に至りました。
この決断にも驚きましたが、決断までの速さにも驚きました。
決断力について学ぶことができました。